
こんにちは、いなかつです。前回は「売れないコピーの最大の理由は読まれていないこと」についてお話ししました。
今回は、さらに深掘りして、効果的なコピーライティングの本質に迫ります。
コピーライティングでやりがちな4つの間違い

「うちの広告、なかなか反応が取れないなぁ…」
そう思って、あなたは何をしますか?
ほとんどの人がこんな行動を取ります。
- 競合サイトの文章を真似してみる
- デザインを変えてみる
- 写真を差し替えてみる
- もっと華やかな言葉を使ってみる
でも、残念ながら…これらはすべて「表面的な対策」に過ぎません。
コピーライティングの本質は「表現」ではない
ここで衝撃の事実をお伝えします。
コピーライティングとは、文章表現をこねくり回すことではありません。
「え?じゃあ何なの?」
本当のコピーライティングとは、読み手が「うわぁ、コレめっちゃ気になる!」と反応する提案を考えることです。
つまり、「どう書くか」よりも「何を伝えるか」が圧倒的に重要なんです。
考える8割、表現2割の黄金比率

プロのコピーライターの仕事を割合で表すと、、、
- 考える:80%
- 表現する:20%
多くの人がこの割合を逆にしています。
素敵な言葉選びや魅力的なデザインに時間をかけすぎて、肝心の「提案の中身」を考える時間が足りていないんです。
競合サイトの真似では限界がある
「でも、売れてるサイトの文章を参考にすれば大丈夫でしょ?」
いいえ、そうとは限りません。
他社の文章や表現を真似しても、結局のところ、
- ブランド力
- 価格
- 利便性
- 認知度
などの要素で有利な方が選ばれるだけです。
つまり、表面的に真似するだけだと根本的な差別化はできないんです。
「読まれる提案」を作る秘訣

では、どうすれば「読まれる提案」を作れるのでしょうか?
答えは意外とシンプル。あなたの商品やサービスを、読み手が思わず「これ、気になる!」と反応せずにはいられないように提案することです。
たとえば、あなたはエスキモーに冷蔵庫を売る営業マンの話を聞いたことがあるでしょうか?
極寒の地なので普通なら「冷やす箱」として売れるはずがない商品を、「食材を適温に保つ箱」という提案に変えることで、「絶対に必要ないもの」が「あったら便利なもの」に変わりました。この営業マンがやったのは商品はそのままに提案を変えただけ。
結果、エスキモーの間で冷蔵庫は予想以上に売れたという話です。
なぜ「考える」ことが重要なのか
「読まれる提案」を考えることが重要な理由は、お客さんの心理にあります。
人は「自分にとって価値があると感じたもの」にしか注目しません。どんなに派手な広告でも、「自分には関係ない」と思われたら素通りされるだけです。
逆に、たとえシンプルな文章でも、「これは自分にとって重要だ!」と感じさせる内容であれば、人は立ち止まって読んでくれます。
今すぐ実践できるアクション・ステップ

では、あなたも今日から「考える8割、表現2割」のプロセスを実践してみましょう。
- 商品の宣伝文句を書く前に、まず15分間「この商品が解決する問題は何か」を考える時間を取る
- 自分の商品やサービスを「〇〇のための△△」と定義してみる
- 競合他社と全く同じ切り口ではなく、独自の視点で提案できないか考える
まとめ:読まれる提案が売上を決める
今回のポイント:
- コピーライティングの本質は「うまく書くこと」ではなく「読まれる提案を考えること」
- 成功のカギは「考える8割、表現2割」の黄金比率を守ること
- 競合サイトの文章を真似しても根本的な差別化はできない
- お客さんが「これは自分に関係ある!」と感じる提案を考えることが重要
- 視点を変えるだけで、売れない商品も売れる商品に生まれ変わる
コピーライティングは、クリエイティブな表現力よりも、戦略的な思考力が問われる作業です。
文章を書き始める前に、まず「読まれる提案」を考えることを習慣にしましょう。そうすれば、あなたのコピーは自然と人の心をつかむものに変わっていきます。
ではまた。
コメントを残す